第18回開催レポート

第18回 CoderDojo 戸田公園を、12月4日(土)に開催しました。5名のニンジャにご参加いただきました。いつもありがとうございます。

先月撮影に失敗した、「Scratchではじめる機械学習」を参考に作ったプログラムの撮影をさせてもらいました。カメラで取り込んだ映像から、顔や手の場所を検出して、骨の絵を表示します。

カメラに近づいたり離れたり、大きく動いたりしても重ねた絵がついてきます。機械学習に興味を持ったり、利用してみる入り口が、Scratchというのはとても面白いと思いました。

さて、12月ということで、メンターのホカリさんが、光るものを色々持ってきてくれました。とりあえず動画を撮っといたので見てあげてください。

倍速で再生しています

そしてあっという間に恒例の作品発表の時間になりました。
どこのCoderDojoでもそうだと思いますが、戸田公園でもニンジャの皆さんの作品発表の時間をとても大事にしています。その日に作った作品をみんなで見せ合って、工夫した点やこれからどうしたいのかを話してもらったり、他のニンジャの感想やアドバイスを聞いたりします。作品は完成しなくても構いません。発表の途中で思ったように動かなかったりなどのトラブルもありますが、暖かい目で見守ってます。

普段は、そんな感じなんですが、今日は感想やアドバイスが過去最高と言っていいほど盛り上がりました。次回から、作品発表の時間を、3倍くらいに増やそうかと考えてしまいました。

まずは、シーソーゲーム(?)。シーソーの上に乗って、左右に動くボールをジャンプで避けるという、文字で説明すると単純なんですが、実際に見るとものすごく難易度の高い作品です。

見た目のシンプルさと、動きの面白さに、他のニンジャからアドバイスやらツッコミやらが続出しました。ボールはシーソーの上を移動した方がいい。とか、ジャンプしている間もシーソーが下がってしまうのがおかしい。とか。

こんな単純なプログラムだったことにびっくり

次は、歯磨き診断という謎な実用的プログラムです。虫歯の本数から歯磨き時間を教えてくれたり、完成すると歯磨き指導などもしてくれそうですね。さらにミニゲームもついています。まるで市販ソフトのようなクオリティを目指しています。

どうしてこれを作ろうと…?

micro:bitを使ってScratchを操作するネコ叩きゲームも登場しました。動画には映っていないのですが、ネコが色々なリンゴを持って出てきてスコアが違ったり、ゲームを進めると難易度が上がっていったりとよく考えられています。
とりあえずmicro:bitを接続してみた。というレベルを超えかなり完成されていました。

micro:bitでハンマーを操作します

Pythonでスクレイピングをするプログラムを披露してくれたニンジャもいました。「スクレイピング」という技術を使うと、例えばこのCoderDojo 戸田公園のサイトから、開催レポートのページの一覧だけを取り出して、別のところに表示したりすることができます。Pythonだけでなく、HTTPやHTMLまで色々な知識が必要ですね。

Webページの内容が、画面に表示されています

最後に、今日初めてCoderDojo 戸田公園に参加してくれた小学1年生です。簡単なブロックは使ったことがあったみたいですが、初学者向けの本を見て、ハエ叩きゲームに取り組んでいました。小学1年生くらいですと、本を読みながら自分ですすめるのがまだ難しいところもあるようでした。もうちょっとサポートしてあげられるように考えますので、また遊びに来てください。

ハエじゃなくてちょう?かな

作品発表では、やったことをしっかり説明してくれました。そして先輩ニンジャたちが容赦なくアドバイスをしていたのがよかったです。


緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響で、2021年は5回しか開催できませんでしたが、ご参加ありがとうございました。

次回は、1月8日(土)の開催を予定しています。